「かもしれない」を3回続けてみると

例えばこういうこと。野球好きだけど、いつもエラーばかりする少年がいた。

少年の場合。
「今度の日曜日の試合でうまくゴロがさばけるかもしれない」と考えてみる。
いつもトンネルばかりしている少年にとっては夢かもしれないけど、レギュラーにとっては当たり前。

そう、○○かも、の○○とは普通の人にとっては当たり前のことなんです。それができないから悩むわけですが。

そこで、もう一歩踏み込みましょう。
「イチローのようなファインプレーができるかも」
さらに
「守備が華麗過ぎて有名校にスカウトされるかも」

ここまでくると、ゴロが取れないという悩みは微塵も感じられません。

同じ、かも、と思うのなら、普通のレベルでとどめるのではなく、もうひとつ、かも、と思う。さらにもうひとつ、かも、と思う。大きく考える方が楽しいですね。

かもしれない

悲観的な人というのがいます。「無理。駄目。絶対できない。最悪」等々、こんな否定的なことばが次から次へと出て来ます。

ちょっと使うことばを変えてみたらどうなるでしょう？「できるかも。うまくいくかも。ひょっとしたら受かるかも。改善するかも」

何が違うかわかりますか？どこに視点を当てるか、なんですね。その時点では結果はわからないのに、失敗に早々と視点を当てる必要はないのです。

たとえ可能性が低くても成功に目を向けてみましょう。夢が出てきますね。
そのために、使うことばを少しでけ変えてみましょう。〜できるかも、と。

楽しいことに目を向ける

きょう、どんな楽しいことがあった？
と毎日自分に尋ねてみる
すると、一日のいろんな出来事の中で
楽しかったことに目が向く
一日過ごすといろんなことがある
けっして楽しいばかりの日ではなかったかもしれない
でも、きょうはどんなことが楽しかった？
と尋ねるとやっぱり楽しかったことに目が向く
すると、どんな一日でも楽しいと思えることがあるのだと、わかる
辛かったことに目を向けるんじゃないよ
辛い中でも楽しさに焦点をあてる
するとだんだん楽しいことが増えてくるのがわかる
気がついたら、楽しいことだらけになっているかもしれない
とにかく、きょうだけ、きょうだけでも楽しかったことに目を向けよう

雨の日は雨の日の過ごし方がある

思うようにいかないことはたくさんある
計画がくるうことだってしょっちゅうかもしれない
でもそこでどう修正できるかが大事
予定していたことができなくなったとき
そういうこともあるさと考える
ひょっとしたらこれはありがたいことかもしれない
ふだんできないことをやるチャンス
新しい楽しみが見つかるかもしれない
きょうは何をしようかな
わくわくできることを考えてみるか

必要なこととは

嫌なことでも必要なことがある
予防注射は嫌だけど伝染病にかからないためには必要だ
献血するのは嫌だけど人を救うためには必要だ

勉強するのは辛いけど望みの仕事につくためには必要だ
練習するのは苦しいけど勝つためには必要だ

人生でも同じことではないだろうか
誰も嫌な経験をしたいわけではないが
この経験があったから
人間として成長できたということがあるはずだ
必要なことが決して晴れの日だけではあるまい
雨は必要、雪の日も必要
すべては必要なこと

自分に起こったこと
楽しいことばかりではあるまい
辛く悲しいこともあるはずだ
でも、これも必要なことなのだ
なぜ、いまこの時に起こったのか
いま、この瞬間に必要だったから
必要なことだからそれはきっと乗り越えられるはず
あきらめたらダメだよ
考えて、考えて、また考えて
きっと乗り越えられる方法があるんだ
できるはず、必要な時に起こったクイズなんだから
答えはすぐ近くにあるに決まっている

受け入れるということ

受け入れるということは
結果に対してとやかく言わないということ
合格したから良い、不合格だから悪いということではないのです
人生の岐路で右の道をいくか左の道を行くか選択を迫られたとします
人生を決める大事な場面であればあるほど悩むと思います
けれども、どちらが正解ということもない
右の道には右の人生が、左の道には左の人生があるだけ
そこで悩むのはどっちを行ったら得なんだろうと考えるから
僕は思うのですが、道は違えどもどちらの道を進もうが似たような運命をたどるのではないか、
そう考えています
合格したから特になる、不合格は損などということもない
不合格になったから別の道に進めた、その道はバラ色で染まっているかもしれない
目の前のたった一つの結果に一喜一憂しないということでしょうか
与えられた結果に対して何ができるのか
そこでどうすれば満点がとれるのか
結果に嘆くより、結果にどう全力投球できるのかを考えたい
できることはいくらでもあるのだから

ゆだねたらいいんだよ

できること、やるべきことはやっておく
結果については自分の力の超えたもの
どうすることもできない
あとは天にまかせる
もし、本当に必要なことだったら手に入るだろう
手に入らなかったら
時期が早かったのかもしれない
必要でなかったのかもしれない
人生においては
必要なことは必要な時期起こるようになっているのだから
やることはやる
そして、ゆだねる
いつまでも気に病むんじゃないよ
ゆだねるというのはそういうこと

まず、自分がやってみる

例えば、選挙
「わたしひとり投票に行っても大勢に影響でるわけじゃなし」
と言って棄権する人がいる
本当にそうだろうか？

その背後には同じ考えの人が何万もいると思う
そう思って行動しない人が

思うと行動するとでは大違い
ひとりでも「わたしが行かないと」
と行動すれば
同じように考えて行動する人はきっと何万にもいるはず

わたしひとりとかんがえるより
主体的に動く
自分が、まずやってみること、
が大事なのではと思います。

親切は受け取る

人から親切にされたら
素直に受け取ってみる
遠慮するんじゃないよ
悪いから、なんて思う必要もない
素直に受け取れる人が
また別の人に親切ができるから
親切のバトンをつなぐため
親切は素直に受け取ってみる
そして
ありがとうと感謝する

おかげさまで

褒められて、なかなか素直に喜べない
照れくさいのかな
褒められる自分ではないと思ってるのかも
おだてにのるものかとひねくれている？

もっと素直になったらどうなるだろう
意外と心底うれしさがこみあげてくるかも
褒められたら、試しに、「おかげさまで」
と答えてみる
褒めた方もうれしい
褒められた方もうれしい
まるく、まるく納まる

「おかげさまで」
良い言葉だなあ